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Le Thé vert, un Art de vivre

日本茶のこと

日本で作られているお茶のほとんどは緑茶です。その代表的なお茶をいくつか紹介します。

煎茶

日本茶の中で最もポピュラーなお茶です。

1738年、宇治湯屋谷の永谷宗円が『蒸製煎茶法』という製法を完成しました。これは、摘み取った生葉を蒸気で蒸し、その後揉みながら乾燥し仕上げる現在に近い製法です。この製法で作られた煎茶は、香りとうま味、渋みのバランスがとても良いので、その後全国に普及していきました。

現在では『普通蒸し煎茶』と、『深蒸し煎茶』がありますが、違いは摘み取った葉の蒸し時間です。

通常の蒸し時間 (25秒~30秒) で作ったものを『普通蒸し煎茶』と言い、2~3倍長く蒸して作った煎茶は『深蒸し煎茶』と呼ばれています。長く蒸すことで、茶葉は細かく粉状のものが多くなり、淹れたお茶の色は緑が濃く、味はまろやかです。香りは普通蒸し煎茶より弱くなる傾向があります。

玉露

日本茶の中の最高級茶で、独特な香りとまろやかなうま味や甘味があります。

茶摘みの約3週間前から、お茶の樹のまわりに棚を作り、その上に藁などで被覆をして直射日光を遮る『覆下(おおいした)栽培』という方法で育てられた葉だけで作られています。

淹れ方も独特で、多めの葉を低温に冷ました少量のお湯でじっくりと時間をかけて淹れます。

抹茶

茶道でおなじみの粉末状のお茶で、正式な茶名は『碾茶(てんちゃ)』

玉露同様に覆下栽培で育てられた最高級の生葉を蒸し、揉まずに高温で乾燥させたものを『碾茶』と呼びます。その碾茶を石臼で挽いて粉末状にしたものが『抹茶』です。

他のお茶のように煎じて飲まず、お湯にとかして茶筅で撹拌して飲むため、茶に含まれる有用成分をすべて摂取することができます。苦みのインパクトも、きめ細かい泡に包まれた上品な香りと濃厚な甘味をまとって奥深い味を堪能できます。

番茶

新茶と呼ばれる一番茶は、毎年4月~5月に摘採されます。その次に収穫する二番茶以降の成長した茶葉などを原料とした日本茶で、煎茶と同じ製法で作られます。煎茶ほどうま味は多くありませんが、カフェインが少なく、ほどよい渋みとさっぱりとした後味で、食後のお茶として親しまれている、いわゆる日常のお茶です。また、各地でその地域独特の製法で作られた個性的な番茶がいくつもありますが、生産量が多くないため流通量はそれほど多くありません。

高知の碁石茶、徳島の阿波番茶、富山の黒茶など。

玄米茶

煎茶や番茶に炒った玄米(白米)を混ぜて作ったお茶で、さっぱりとした番茶の味と炒り米の香ばしい香りを一緒に楽しめます。白く見えるのは爆ぜた米です。カフェインが少ないため、子供からお年寄りまで幅広い年代の方に愛されています。

ほうじ茶

煎茶や番茶を焙煎して作るため、香ばしい香りが特徴です。炒ることでカフェインやタンニンの成分が減り、渋みや苦みが抑えられています。玄米茶や番茶同様カフェインが少ないため、寝る前に飲んでもあまり問題がありません。妊婦や乳児、授乳中の方にもおすすめです。またスポーツの後や、油脂分の多い食事の後などに飲むと、さっぱり効果があります。